and PLACE(アンドプレイス)代表の髙野哲矢です。全国でひとまず緊急事態宣言が解除されて、少しずつ外に目を向けて動きが進みつつありますね。感染症には気を付けながら、自分たちにできることを考えながら動いていければと思っています。まずは身近なところ、住んでいる町でしたい10のことを考えながら、これからの居場所にも想いを募らせたいなと。
INDEX
小浜でしたい10のこと
市外、県外にも出かけたいけど、まずは地元を楽しみたい。自分がしたい(楽しい)ことを外の人にもしてもらいたい。楽しんでもらいたい。お客さんが来た時に色々と案内できるようにもなっておきたいから、改めて地元を巡りたい。地域にある当たり前を、こんなときだからこそ新鮮な目線で見れるかもしれない。まちづくりでも、観光推進でも、本当に自分が好きなものを大切に伝えていきたいし、育てていきたい。自分自身の幅も広げていきたい。
1.地元の食を味わう
一緒に住む義父母が畑で野菜を育ててくれているため、旬の野菜を食べる機会は比較的多い。それに加えて、こだわりの農家さんが作られている野菜、若狭湾で獲れる魚介類、醤油干しの魚や小鯛のささ漬などの加工品。市場やスーパーで買ってきて家で食べても美味しいが、飲食店での食事もやっぱり美味しい。居酒屋に鮨に、イタリアンにフレンチに、定食屋にも行かないと。外で七輪焼で食べる魚も美味しいし、季節を感じる和菓子屋だってある。あの店にまた食べに行きたい、まだ行ったことないあの店にも行ってみたい。
2.小浜の伝統文化・産業に触れる
小浜には三丁町という旧茶屋街がある。料亭播磨さんには現役の芸妓さんもいる。ここでのお座敷遊び体験は小浜に来たらぜひ体験してもらいたい。お客さんを連れていくのを口実に自分が行きたい。
それだけじゃない。小浜には「若狭塗」という伝統工芸が残っている。特に「若狭塗箸」は塗り箸国内シェアの8割近くもあるらしい。市内では箸研ぎ体験も出来るし、伝統工芸士の職人さんとも話がしたい。自分のために箸を選んだり、誰かへのプレゼントに箸を選ぶのも楽しい。
3.御食国(みけつくに)の歴史と今を学ぶ
御食国若狭おばま食文化館では、小浜や若狭エリアの食の歴史や文化を紹介する展示やキッチンスタジオ、伝統産業の体験工房がある。展示では、食品サンプルが多く使われており、とても分かりやすい。「鮨の歴史年表」や「日本全国お雑煮マップ」の展示も食品サンプルが使われていて、見ごたえもあり、なにより見ていて楽しい(お腹がすいてくる)。港町だった小浜の今を知るには漁港やお魚センターに行くのも楽しい。小浜では年間に100種類以上の魚介類があがっているらしい。
4.鯖街道の起点と拠点を巡る
小浜は若狭湾で獲れた鯖を始めとする魚介類を京都まで運んだ鯖街道の起点の町でもある。起点となったいずみ町という商店街には、今年3月に鯖街道ミュージアムが整備されているし、少し離れるが、市内の田烏(たがらす)という地区はぜひ訪れてもらいたい。ここは、かつて巾着網漁船が出ていた集落で、かなりの量の鯖が獲れたらしい。近年は天然の鯖は漁獲量がかなり減っていたが、数年前から田烏地区の釣姫(つるべ)漁港地先で、鯖の養殖に取り組んでいる。養殖鯖は鯖街道という京都との繋がりを活かし、京都の酒造から酒粕を仕入れ、エサに混ぜ込んでいることから「小浜よっぱらいサバ」と名付けられている。(その酒造の酒米は小浜市内で作られているみたい!)
秋には養殖鯖の餌やり体験、鯖のへしこ・なれずし蔵の見学、小浜よっぱらいサバランチを巡るツアーもある。
5.海で遊ぶ
暖かくなってきた。海が身近な町だから、夏以外も砂浜に行く機会はあるのだが、いい季節になってきた。遊びたい。内外海(うちとみ)エリアにある阿納(あの)地区でシーカヤックもしたいし、矢代地区でSUPにも乗りたい。同地区で毎年やっているタコかご漁体験に息子を連れていきたい。せっかく海が近い町に住んでいるのに、海の遊びのボキャブラリーが少ない。。。
6.カフェでのんびり過ごす
お気に入りのカフェがある。本当にありがたい。感染拡大予防のことを考えると、カフェの営業もかなり大変だと思う。しばらく行けていないカフェがいくつもある。少しでも応援したい気持ちと、居心地よいから長居しちゃうと他のお客さんが入る機会を奪っちゃうなぁという気持ちと。そう思いながら、ついつい長居してしまいがちなのはどうかご容赦を。早くあのカフェに行きたいな。
7.神社・寺でぼーっとする
小浜市には由緒ある神社、お寺が多い。が、あまり固いこと言わずに自然や集落の中にひっそりと佇んでいる場所も多く、ちょっとした時間で考え事をするのにも気分転換しに行くにも意外といい場所だなぁと思うんです。夏の暑い日でも木々が生い茂っていたり、山の麓にある場所も多いからけっこう涼しいし。もしくは、神社・寺に行かないまでも、小浜には化粧地蔵もある。旧小浜地区と西津地区には多くの化粧地蔵が町のことを見守ってくれている。そんな化粧地蔵さんの様子をのんびりと伺いながら散策するのも贅沢な時間になる。あぁ、あのお地蔵さんに挨拶に行こう。
8.チャリで市内を駆け回る
車移動が多く、最近は全然自転車に乗っていない。海沿いやまちなかを自転車散策したり、遠敷(おにゅう)地区にある神社や寺をのんびり巡るのも楽しいんじゃないかな。
9.人と話す
ステイホームしててもできるコミュニケーションはあったが、やはり直接会いに行きたい。話したい。話を聞きたい。小浜には素敵な、魅力的な人が本当にたくさんいる。大好きな人たちを勝手にもどんどん紹介もしてきたい。まだまだいるはず。人と話す機会、会う機会、知り合う機会をできる限り持っていたい。増やしたい。
10.地元に泊まる
地元に泊まる機会はそう多くないと思う。なんでわざわざ地元で?と思う人も多いかもしれない。でも、友達が小浜に来てくれるときにオススメの宿を実体験も踏まえて紹介したい。高校の時の先生が言っていた。「遠くに行くことだけが旅ではない」。色々な所にいる友人・知人にも会いに行きたいが、色々な人に小浜に来てほしいし、小浜を案内したい。
(2020.06.04追記)
福井県民向けに「地元に泊まろう!」をテーマに特別価格で市内宿泊施設に泊まれるキャンペーンが開催されています。一部ですが、弊社でもお手伝いさせて頂いています。
いろいろな人の「自分の住んでる町でしたい10のこと」を知りたい。まだまだ拠点にしている小浜のことを、住んでいるまち小浜のことを、知らないことがたくさんある。暮らしながら、働きながら、まちを知っていきながらも、いつまでも新鮮な気持ちでまちに付き合っていきたい。