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【シンポジウム聴講してきました】「食のまちづくり」を考えるシンポジウム

 食文化創造の取り組みから学ぶ

 2部は日本で初めてユネスコの食文化創造都市に認定された町である山形県鶴岡市の取組紹介されたが、実時間が限られていたため幅広い取り組みの概要紹介にとどまってしまったが、小浜でも実現したい、実現してほしい取り組みもあり、アイディアベースの話ではなく、実現に向けて動いていく人が必要だなと強く感じた。また、先日、大分県臼杵市が日本で2番目のユネスコ食文化創造都市に認定されたが、鶴岡からも臼杵からも学ぶべきことがたくさんあるなと、改めて感じた。
(臼杵市は、たい肥作りを担う土づくりセンターを行政が建設してたり、有機農業をまちぐるみで積極的に推進している町のようで、まだ行ったことないので行きたいと前から思っていたんです。)

 詳しく聞きたい内容ばかりであったが、郷土食のレシピ集「つるおかおうち御膳」や「はたけの味」など地域の食材にスポットをあてたレシピ集など、地域の残していきたいレシピをしっかりと書籍という形で残し、販売していることが素晴らしいと感じた。「つるおかおうち御膳」はウェブ版を整備中で、近々公開予定とのことで、そちらを見るのも楽しみだ。これは真似になってよいから、小浜市でもぜひ「郷土食レシピ集の書籍化」に取り組んでほしいと改めて思った。食生活改善推進員さんの力を借りればできるはず!頑張ってほしい!!

 というのも、以前に鶴岡市に都市計画の仕事で訪れた際に、知人に教えてもらいこの本の存在を知っていて、前に市役所の方(部署は違うけど・・・)にも話はしていた。どんな本なの?と中身が気になる方、お近くの方はしばらくTEtoKIに置いておきますね!

 鶴岡市の事例紹介の後は、市長による小浜のこれまでの食のまちづくりの取組の紹介があり、食改さんのこれまでの活動内容の紹介があった。食のまちづくり条例で掲げられている取り組みの一つでもある生涯食育を担っている食改さんの取組は幅広く老若男女を対象としている。男性向けの料理教室を開催したことも紹介されたし、外国人(ツアー客)向けの料理教室のことも紹介された。食改さんの存在はなんとなくは知っていたんだが、あまり教室の開催状況や予定がわからないので、ぜひいろいろな方法で周知・広報してもらえると嬉しいなと思った。

 3部は市長、食改さんに加えて、小浜で鯖の養殖に取り組んでいる田烏水産の横山社長と御食国大使の高校生3人を交えてのパネルディスカッション。横山さんの取組の紹介や高校生の取組紹介、キッズキッチンを経験した大学生のインタビュー映像公開などがされた。

 4時間という長丁場のシンポジウムだったが、直接聞きに行くことができてよかった。これまでも、これからもたくさんの人が関わりながら小浜市の食のまちづくりが幅広く、奥深く展開していくと良いなと、一市民として、一事業者として小さな決意と大きな期待を持たせてもらい、シンポジウムは終わりました。

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