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おばまにあ#2

and PLACE(アンドプレイス)代表の髙野哲矢です。前回に引き続き、今回も「おばまにあ」!小浜の深い魅力を生みだしているローカルヒーローをご紹介させていただきます。第二回目にご紹介するのは角野さん!


理想の味を追い求める職人、角野さん

 若狭湾に面した集落の矢代(やしろ)地区で民宿を営みながら、へしこ・なれずしの製造やわかめの養殖、海の体験プログラム開発など様々な取り組みをしている角野高志(かどのたかし)さん。素材へのこだわりはもちろん、製造過程の管理や環境にも細心の注意を払いながらへしこ・なれずしを作られていて、市内でも知る人ぞ知るへしこ・なれずし職人。

※へしこ・なれずしとは・・・ぜひ、「おばまにあ#1」もご覧ください。

 角野さんは市内のへしこ博士直伝の「究極のへしこ」を作られていて、へしこを食べなれた地元の人でも舌鼓を打つほどの旨みに、ハマる人も多い。ちなみに、へしこ博士とは実際にサバへしこの製造技術と品質形成を研究し、博士号まで取っているあの先生。詳しくは改めて「おばまにあ」でご紹介したいと思います!

 このへしこ、樽上げ体験をさせてもらうこともできる(以前は角野さんの蔵で実施していたが、今は隣の田烏地区にできた「さかなの学校うちとみKitchen(旧田烏小学校)」で実施)。買うだけよりも値段は高くなるけど、一度は樽上げを体験するのがオススメ。本人から直接こだわりの作り方を聞けたり、オススメの食べ方を教えてもらえたり、角野さんの人柄に触れたり、作られている環境を目の当たりにすることで、より美味しく感じられるようになること間違いなし!

 矢代に来ると他にも様々な体験が出来るので、観光客の方は小浜駅からは車がないと行くのは厳しいが、集落の雰囲気もとても良いし、海もきれいで眺めも良いこの地区をぜひ訪ねてもらいたい。

 ここ数年、夏にはタコかご漁体験&たこ焼きランチを数回開催しているし、冬にはわかめ刈り体験もできる。最近は、うにランプづくり体験も始めている。タコかご漁体験は、民宿では基本1泊2食付き(夕食にタコ尽くしメニュー)のプランで受け付けているが、地元のDMOおばま観光局との共催で夏に数回、体験+ランチのプログラムを開催している。夏休み期間中の開催ということもあってか、親子での参加も多いが、大人でもかなり楽しめる。獲れ高によっては少しだけ刺身にしてくれたり、吸盤の煮物を作ってくれたりと、獲ったタコをすぐに食べれるのはかなり嬉しいし、なにより美味しい。

 これからコロナの影響も考慮しながらどのような形で海の体験プログラムを実施していくか。しっかりと考えていかないといけないが、体験プログラムが続くことを願いたいし、そのお手伝いもしていきたい。

 商品のこと、こだわりの製法のこと、体験のことが丁寧に書かれているので、角野さんのホームページもご覧ください。へしこの食べ方も載ってます・・・あぁ、へしこが食べたくなってきた!