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【Project】御食国アカデミー企画の「上根来のこれからを考える会」を開催しました。

根来坂峠(針畑峠)からの眺め

 9月に第一回を開催した「御食国アカデミー」ですが、今年度のアカデミーでは「上根来チーム」と「神社仏閣チーム」に分かれて取り組んでいます。上根来チームは第2回の会議を9月末に開催。そこからさらに準備を進めて10月末に開催した「上根来のこれからを考える会」の様子をご報告します。

上根来集落について

 まず、開催場所となった上根来集落について、簡単にご紹介(詳しくは、ぜひ「上根来プロジェクト」のWebページをご覧ください!)します。鯖街道には京都へ向かういくつかの街道やルートがありますが、そのうちの一つに、若狭と京都を結ぶ最短ルートとして盛んに使われたのが、遠敷の里から針畑峠を越えて朽木を経由し、京都鞍馬に向かう針畑越えの道でした。上根来集落はこの針畑越えの際に通る重要な拠点の一つとして、日本遺産の構成文化財としても位置付けられています(指定文化財としては未指定)。

考える会はまず、プチウォークから

 考える会は2部構成で実施しました。まずは、小浜市文化観光課課長の特別ガイド付きで鯖街道のプチウォーク!池の地蔵や鯖街道深掘れを通り、根来坂峠(針畑峠)や、おにゅう峠からの眺めを確認した約1時間半コース。その後は、上根来を拠点に活動する百里会メンバーの案内で、上根来集落の散策をして、集落の資源を再確認しました。

プチウォーク&集落散策の後はランチ&意見交換会

 歩き疲れて、冷えた体には温かい汁と焼き鯖!集落での行事でも食べることの多い赤飯もあわせて、ひとまず腹ごしらえ。ランチの後は、百里会会長から上根来プロジェクトなどの取組紹介、そして参加者全員から鯖街道プチウォークの感想や、無住集落となった上根来集落だけでなく、周辺の下根来集落や中ノ畑集落も含めた地域のこれからをどう考えていくかなど、様々なご意見が出されました。集落の貴重な歴史や文化、これまでの取組も含めて、次の一手についても少し光明が見えた貴重な意見交換となりました。