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【地域主体のまちづくり出前講座】広島県東広島市西条地区の皆さんに講演してきました

 6月の静岡県伊東市松川周辺地区での講座に続き、理事を務める認定NPO日本都市計画家協会で実施している事業「地域主体のまちづくり出前講座」にて、広島県東広島市西条地区の皆様に弊社代表の高野哲矢が「観光まちづくり」についてレクチャーをしてきました。

 今回も当日のレクチャー前に現地やその周辺を散策し、まちの状況などを体感させていただきました。地域内の観光案内所で職員の方に少しお話も伺うことができました。

 同地区には学生の頃に日本建築学会大会が広島大学で開催された際のエクスカーション(があったように記憶しているが、定かではないです)で酒蔵巡り、試飲ツアーで伺って以来、おそらく14,5年ぶりに来ることができたように思います。駅前から市役所方面に延びるブールバール、酒蔵があつまるエリアなどを眺めながら、参加される皆さんにお伝えしたいメッセージや提案を考える時間を楽しませていただきました。

 観光まちづくりを進める上で、ウェルビーイングを意識した取り組みを進めることの重要性、「ウェルビーイング」って何を頼りに進めていくのか。以前、南川流域のウェルビーイングを考えるときにも説明させていただいたSPIREのスライドをここでも使用させていただきました。また、これからの観光では、物見遊山型の<Seeing観光>ではなく、コト体験の<Doing観光>を超えて、探究・発見型の<Being観光>が重要になることもお伝えしました。

ウェルビーイングSPIRE

 レクチャー後のワークショップで自分たちの観光がSeeing観光に留まっていることの気づきをご発言いただきましたが、受け入れ態勢や地域での働き方にも関わることも理解いただき、少しずつできることから展開を広げていくことの大切さを感じていただけたかと思います。本来であれば、レクチャーやワークショップに留まらず、継続的に何かお手伝いできればとも思いますが、また何かお力になれる機会があることを楽しみにしつつ、今回も出前講座のレクチャーとワークショップを終えることとなりました。