アンドプレイスという社名

 and PLACE(アンドプレイス)代表の高野哲矢です。ブログ投稿2投目です。前回の投稿では初めましてのご挨拶をさせて頂きました。今回は「and PLACE」の社名への想いについて、書かせていただきたいと思います。

タウンスケープとプレイスメイキング

 いきなりですが、大学・大学院で都市デザイン・都市計画を学んだ際に最も影響を受けた本の一つに、『都市の景観』(G・カレン著)という本があります。本のカバーには『一つの建物は建築だが、二つの建物はタウンスケープである。環境からは多くの楽しみやドラマを引き出せる』と書いてある。
 当時、複雑で巨大な都市をどのように捉えればよいのかが分からなかった自分にとっては、建物相互の関係と建物の間のスペースが重要な問題になるという、都市の最小単位ともいえるタウンスケープの概念を得た感動はかなりのものでした。

都市計画事務所で働きだしてから、大学・大学院の同級生が博士課程に戻り、研究したのはプレイスメイキングという概念で、2019年には同名の著書『プレイスメイキング』(園田聡著)を上梓している。研究成果である理論とその後の実践、そこから見えてくる、これから益々重要になるプロセス・デザインについてとても分かりやすくまとめてある。彼とは神奈川県小田原市では市民活動団体として一緒に活動したり、当時から色々と議論できる関係でいれるのはとてもありがたく。

もう一手

 さて、前置きが長くなりましたが、社名にもある「プレイス」は都市デザイン的な観点から「人々の居場所、居心地の良い場所」であり、あらゆる規模のまち・地域でその存在が求められるものです。また、その実現には多くの方の理解や協力・参加、多様な活動の発生・促進あるいは寛容などが必要不可欠です。

 わたしたち[and PLACE(アンドプレイス)]は、プレイスの実現に向けて必要な「もう一手(&)、関係づくる二つとその間」を考えたり、探したり、編集したり、作ったり、繋げたり、育てることで、まち・地域(あるいは、一つの場所でさえ)に関わる人がそこをプレイスとして愛着や誇りを持てるように手助けができればと考えています。

もう一つのPLACE

 前回の自己紹介でも書かせていただきましたが、福井県小浜市に引っ越してきてからDMOという性格の組織に所属しています。DMOとはDestination Management/Marketing Organizationの略で、少しずつですがマーケティングの概念にも触れる機会が持てています。マーケティングの理論の中で4Pというものを知り、そのうちの一つのPが「PLACE」となっているのですが、ここでの意味は「流通経路」!!
マーケティングの対象となるモノ(Product)を届ける場所(=流通経路)ということですね。

 まだまだ、こちらのPLACE事業に取り組むのは難しそうですが、顔が見える小さい会社だからこそできる流通の支援策なども見つけていければという秘かな想いを胸に、掘り切れていない「PLACE」という概念の奥深さをこれからも探りながら邁進していければと思います。